1.Windows 10 のシャットダウンは2種類あるWindows 10 には、いわゆる通常のシャットダウンと完全シャットダウンの2つがあります。シャットダウンと完全シャットダウンは何が違うのでしょうか。 1-1.シャットダウンWindows 10 のシャットダウンとは、USB機器などに通電したまま、Windows を終了している状態を指します。完全に電源が落ちているわけではなく、パソコンの操作状況が保持されています。この操作状況の保持は、高速にスタートアップすることを目的としています。高速スタートアップを目的としたシャットダウンは、Windows 8 から導入されています。 1-2.完全シャットダウンUSB機器なども含めて、電源を完全に落としている状態を指します。操作状況は保持されません。Windows 7 以前は、シャットダウンというとこの完全シャットダウンのことを指していました。 2.2種類のシャットダウンのメリット・デメリットWindows 10には、シャットダウンと完全シャットダウンの2種類がありますが、これらの2種類のシャットダウンにはそれぞれメリットとデメリットがあります。 3.2つのシャットダウンを使い分けるそれでは、いつシャットダウンと完全シャットダウンを使えばよいのでしょうか。Windows 10 のシャットダウンと完全シャットダウンはそれぞれ次の場合に使います。 4.「再起動」と「シャットダウンしたあとに電源をいれる操作」の違いとは?「再起動」と「シャットダウンをしてそのあと電源を入れること」は違います。それでは、どのような違いがあるのでしょうか。 5.完全シャットダウンする方法それでは、どのようにすれば完全シャットダウンすることができるのでしょうか。ここでは、以下の4つの方法について順番にお伝えしていきます。 5-1.簡単に完全シャットダウンする方法設定を変えずに完全シャットダウンする方法は以下の通りです。 5-2.常時、完全シャットダウンにする方法この設定をしておくと、シャットダウンを選択するだけで毎回、完全シャットダウンを行います。 5-3.コマンドプロンプトで完全シャットダウンする方法コマンドプロンプトから完全シャットダウンを実行するには、管理者権限として実行する必要があります。 6.完全シャットダウンを駆使しよう!今回はWindows 10 のシャットダウンについてお伝えしました。通常のシャットダウンでは、周辺機器の情報などをハードディスクに格納します。完全シャットダウンではこの格納を行わずに、電源が完全に落ちます。完全シャットダウンをすると、パソコンの起動は、通常のシャットダウンよりは遅くなるものの、トラブルの可能性を避けることができます。 |